2018渓流ベイト 事始め


ベイトキャスティングはかっこいい
2018年7月


渓流ベイト。

自分はルアー釣りを始めたときから、ベイトキャスティングにあこがれ、ダイワのミリオネア3Hと4フィート半だったかのロイヤルキャストでナス型オモリを投げて練習しまくって、初バスを釣ったくらいだから、ずっとベイトリールには特別の感情を持っていた。

その後、大学時代はABUアンバサダー5000Cで通し、その後、スコーピオンなんかも買ったけど、昨年のバス釣りは5000Cで久々のバスを釣った。

 今年はバス釣りを再開しようと、シマノのカルカッタ旧モデルをオークションで入手したところ、性能の進化に圧倒されてしまった。回転がなめらか、バックラッシュだってほとんどしないし、昔の遠心ブレーキの苦労はなんだったのだろうと思ったほどだ。

 すると、ふと、以前雑誌で見た「渓流ベイト」が気になって、ついにカルカッタBFSとABUのトラウティンマーキスを衝動的に入手してしまったのだ。

 以前より、渓流では、ボサや樹木が張り出している場所の奥にアンダーハンドでルアーを送り込みたいシーンがあり、「ベイトなら、着水地点のコントロールがやりやすいはずだよなあ」と思って居たので、とても期待したのだが、はたして3gとかのルアーは投げられるのか?バックラッシュは大丈夫か?などの問題も、試してみないとわからない。

 そこで、渓流ベイトデビューを狙っていたのだが、ロッドのトラブルなどもあり、7月になってようやく数時間ためすことができた。

 半日しか時間がないので、近郊の里川で数時間の釣行。初めての川で、このところあまり雨も降っていないし、そもそも都心から近いので、夏にはほとんど魚がないだろうとは思って居たが、案の定、初ものはハヤ。でもとりあえず、3gのスピナーも投げられるし、ヘタすりゃスピニングと同程度の飛距離。バックラッシュは、やはりあるものの、想定内のレベルだった。翌日、山梨の某河川で本格的にベイトを試そうと向かったが、ひどい渇水でほとんど釣りにならず。

 しかし、渓流ベイトは面白い。ベイトはキャストが面白いのである。ビシっとポイントに決まるときが、一種の快感であった。ただし弱点は、魚が小さいと全く面白くない。デカイ魚を狙いに行かなくちゃ。


END