SDL(Simple DirectMedia Layer)とは |
Simple DirectMediaLayer(SDL)
とは、Linux、Win32、BeOSといったプラットフォームをサポートするマルチメディア対応の
低レベル入出力ライブラリです。SDLには、 ビデオ関連機能、イべント処理関連機能、
オーディオファイル再生関連機能、 CDオーディオ再生関連機能、スレッド関連機能
といった機能があり、 まさにマルチプラットフォームに対応したWin32上のDirectX
のようなライブラリです。
またさらにバージョン1.1.3からMacOS、FreeBSD、Solarisへも対応しています。
SDLを用いた代表的なゲームとして、
Loki Entertaimentの「Mythll: Soulblighter」、「Civilization: Call toPower」
があり、その外にも多くのゲームが存在します。
MS-Windows上でプログラム開発環境を構築しようと考えると、どうしても
「Visual Basic」、「Visual C++」といった市販ソフトを購入する羽目になってしまいます。
「ちょっとプログラミングに興味がある」とかいう場合、高価なので
中々踏み切ることが出来ないという人も多いと思います。
また、「プログラム開発したいんだけど、linuxはちょっと」と二の足を踏んで
いる人も多いと思います。
そういう方に、MS-Windows上でBorland C++ Compiler 5.5を使った開発環境の構築をお奨めします。
また、SDLはLGPLライセンスであるため、Borland C++ Compiler 5.5と併せて、
フリーなマルチプラットフォームプログラミング開発環境を構築することが出来ます。
ということで、貴方もこのSDLを使ってマルチプラットフォーム
プログラミング開発環境を構築してみましょう。
重要:このBorland C++ Compiler 5.5上でのSDL開発環境の構築は、 Adas' Linux ゲームプログラムを参考に、私が実際に行った記録です。 この様な有益な情報が公開されていることは、何ともありがたいことです。 この場を借りて、Adasさんに感謝します。
binaryの入手 |
MS-Windows上でSDL開発環境を構築するためには、以下のbinaryを入手する必要があります。
この他に、「Mule for Win32」といったエディタ等があると快適に開発出来るでしょう。
もちろん、自分の好みのエディタで結構です
(source, binaryの入手先は、どこにあるか分かりにくいため、Toppageへのリンクと
source, binaryへの直接リンクの二つです。しかし、直接リンクは
Webpageの内容が変更される可能性が大きいので、切れることがあります)。
SDL-1.1.3のインストール |
「Borland C++ Compiler 5.5」の開発環境の構築はすでに終了しているものとして、 ディレクトリ"c:\Borland"にインストールされているものとします (もちろん任意なディレクトリでもかまいませんが、以下はディレクトリ"c:\Borland" にインストールされたものとして述べます)。
SDL OpenGL Tutorialsのコンパイル |
SDL OpenGL Tutorialsのソースコードをコンパイルして実行してみましょう (SDL OpenGL Tutorials"OpenGL-intro-1.0.0.zip"はディレクトリ"c:\tmp"に 格納しているものとします)。